【再投稿】初めての赤ちゃんが生まれたら嫁が掃除の鬼になってしまったんです
こんにちは、豊明市のまつもと動物病院です。
今回は、旧まつもと動物病院ブログから、ひとつの再投稿記事をご紹介いたします。
テーマは、新しい命を授かった比較的若いご夫婦からのご相談が多い、「動物の毛」についてです。この記事は、お母さんとお父さんを入れ替えて読んでいただいても良いと思います。
人間でも自然脱毛があります
まず、我々人間の体毛でも自然に抜けてしまう毛があります。お風呂に入った後の排水溝を見れば、それを実感できると思います。それに比べて動物たちはもともと全身を毛で覆われていますから、自然に抜ける毛の量が多くなってしまうのは仕方がないことです。
皮膚炎等による脱毛が原因ならば動物病院で治療ができますが、生活する上で自然に抜けてしまう毛については、お手入れやお掃除で対応するほか方法がありません。
それでも部屋の隅に転がっているヤツが許せない!
猫の毛や犬のアンダーコートなんてのは、部屋の隅っこに丸まって落ちていることが多くて、それを見つけたりすると「キャー!!」ってなります。お母さん方、分かりますよ!!何を隠そう私も…。
獣医師である私でさえ、初めての赤ちゃんを迎えた時には掃除の鬼になりました。
娘が生まれた時、息子が生まれた時、それからハイハイの時期などなど、1日2回3回と朝と晩を問わずに掃除機とクイックルワイパーで抜けた毛を残らず掃除していた経験があります。そりゃもう、副院長が呆れてしまうほどに徹底的にやっていました。
別におかしなことではないと思いますよ
お父さんから、「先生、嫁が掃除の鬼になってしまって…。」とか言う相談を受けたことがあります。
初めての育児。赤ちゃんの為に!って思うことはごく自然なことだと思います。「犬や猫の毛が赤ちゃんの口や鼻にに入ってしまったら…。」、「アレルギーとかでてしまったら…。」など心配が募るのも理解できます。さらに、スマホで検索なんてしてしまったらもう、心配が泥沼化してしまいかねません。
周りの人から見たら、そんなに躍起にならんでもいいのにって思うかもしれませんが、本人にしてみたら切実です。お父さん方に言いたいのは、正直なところ「止めても無駄」、ということです。
仕方がないです!心配なんですもん!
赤ちゃんにとって大きな問題になることは少ないと思いますが、アレルギーなどの詳細な問題については小児科の先生にご相談して頂くのもいいと思います。
そして、ご家族の方には暖かい目で見守って頂きたいし、できたら一緒にお掃除してしまえばいいのだと思いますよ。今となっては私も懐かしい思い出になっていますし、笑い話のひとつになっているくらいです。
ブラッシングなど日々のお手入れが重要です
最後になりますが、お掃除をしてもしても「毛」は抜けます。それは生きている以上、動物たちと生活をしている上でも避けられないことです。
初めての育児をしながら家事をするのは大変ですよね。毎日いろいろなことで目が回りそうになります。そんな時にお母さんの片隅に寄り添う動物たちから癒しをもらってください。癒しをもらったお返しにブラッシングしてあげてください。
これだけで、癒された上にお掃除の回数を減らすことができるかもしれません。
初めての赤ちゃんと動物との生活。考えさせられることがたくさんあると思います。ご心配なことがあれば相談に乗りますので、診察時に気軽に声をかけてくださいね。